2017年11月9日木曜日

第7回ジュドーニュ国際音楽祭

最後にブログを更新してから、早2年が経ってしまいました。まずはジュドーニュ国際音楽祭のことから。

今年で7年目になりましたジュドーニュ音楽祭Festival International de Musique de Jodoigne www.fimj.be、無事終了しました。今年はTournaiチェンバーオーケストラOrchestre de Chapelle de Tournai、Coryfeye弦楽四重奏団、Trio Phalaena(アコーデオン、バイオリン、ハープ)、エリザベートコンクール入賞者のチェリスト、Christine Leeさんなどたくさんの音楽家に参加して頂きました。皆さん素晴らしい演奏家達で、来て頂いて光栄でした。

私は、モーツアルトのピアノ協奏曲14番をTournaiオーケストラと共演させていただきました。10月19日から22日、4日間の音楽祭開催中、3度も14番の協奏曲を弾く機会があり、とても充実した音楽祭となりました。特に今年は木曜日と日曜日のコンサート、満員で席がなく、立ち見の方までいた(申し訳なかったです)ということで、本当に有難いことです。今年で7年目のジュドーニュ音楽祭、やっと地域にも浸透してきたかと思います。Le Chemin Des Artistes協会の皆さん、そして毎年来て下さる大勢の観客の皆さんに感謝しつつ、来年もまた新たな気持ちで頑張りたいと思います。
Tournaiチェンバーオーケストラ、指揮者Philippe Gerard




ライトの色が色々変わります。


アントワープAmuzコンサートホールにて、2度目の協奏曲


チェリストであり、私の主人Johannes Burghoff

2015年12月10日木曜日

冬。

2015年も後少しとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

今年も10月15日~18日まで開催されたジュドーニュ音楽祭、おかげさまで無事終了しました。
今年は5年目という節目の年でしたが、今まで5年間の中で、一番たくさんの方々に来て頂きました。

コンサートを企画する際、一番心配なのがお客さんの入りです。やぱり、コンサートをするからにはお客さんがいなければ意味がないのはもちろんですが、音楽家にとって、観客がほとんどいない場所でコンサートをするのは、寂しいものです。
幸いなことに、今年の音楽祭でははホールのほとんどがお客さんで埋まっていて、ほっとしました。

今年音楽祭に来て頂いた方で、音楽祭で初めてクラシック音楽のコンサートを聞いたという方がいたのですが、クラシック音楽はつまらないし平坦な音楽だと思っていたのに、実際は表現豊かで、こんなにも感動するものだと気付いた、また必ず来たいと言って下さいました。

こうして、クラシック音楽にあまり触れる機会がない人々にも、音楽祭の輪が少しずつ広がっていけばいいなと思います。 来年は、10月20~23日開催予定です!

話は変わりますが、私個人のサイトが出来上がりました。ずいぶん前から色々な方から、ホームページを作った方が良いと言われていたのですが、なかなか重い腰が上がらず…。しかしながら、やっと完成しましたので、訪問してみて下さいね。www.maikoinoue.com


最後に、今週日曜日、12月13日のクリスマスコンサートの宣伝をさせてください。由緒あるエリザベート音楽コンクール入賞者でソプラノのSheva Tehoval さんをお迎えして、Ensemble Arthemaがコンサートをします。クリスマスソング(ジングルベル、きよしこの夜、ノエルなど)、モーツアルト、プッチーニなどの有名なオペラのアリア、 ベートーベンのトリオなどなどクリスマスをお祝いする為の曲が盛りだくさんです。



Jaucheというブリュッセルより車で40分くらいの小さな町で行われるこのコンサート、お時間がある方は是非遊びに来てください。 詳細www.ensemblearthema.com

2015年8月10日月曜日

また夏がやってきました。

皆様、ずいぶんご無沙汰しております。しばらくブログを開いてないなと思い、久しぶりに開いてみると、最後に書いたのがほぼ1年前の9月でびっくりしました。

2014年から2015年にかけても、様々な音楽祭やコンサートなどに出演させて 頂き、有難いことです。とにかく自分のできることを精一杯、継続していければと思います。

2015年は、二つのCDリリースをさせて頂きました。
一つは、ソプラノ歌手Anne Cambierさんと、American Songsと題して、バーンシュタイン、アルジェント、バーンシュタイン、バーバーなどアメリカ人作曲家の曲のみを集めて録音しました。
私個人としては、ガーシュインのピアノの為のPreludesも録音させて頂きました。
Etcetera レコードより絶賛発売中です。
http://www.etcetera-records.com/album/541/american-songs




そしてもう一つは、Trio MistralによるCD(Olivier Piguet バイオリン、Johannes Burghoff チェロ)です。
ショスタコヴィッチのトリオOP8、ラフマニノフのヴォカリーズ(チェロ、ピアノ)、メンデルスゾーンの無言歌よりゴンドラの歌 (ピアノソロ)、スイス人作曲家ラフのカヴァティナ( バイオリン、ピアノ)、そしてロベルトシューマンの妻であったクラーラシューマンのトリオOP17を収録しています。
 このCD、もしくはAnneさんとのCDを購入希望の方がいれば、maiko1610@gmail.comまで、
ご連絡下さい。






実は、3つ目のCDもオンラインダウンロードという形で、発売予定なのですが、それは
また後日。


2014年9月8日月曜日

夏休みが終わり、すっかり秋です。

皆様、いかがお過ごしでしょうか? 

 7月初めと8月初め、南フランスでのトリオミストラルコンサート、8月中旬は、ブリュッセル、ルーべン、ブレンヌ ル シャトーという町でのコスモポリタンデュオコンサート、8月終わりは、ソプラノ歌手、Anne CambierさんとのCD録音があり、あっという間に夏休みが終了しました。
 

 7月は少し余裕があったので、フランスアルプス地方、Bourg Saint Mauriceという町の近くで山登りを楽しんできました。冬にはスキー客で溢れかえるというこの地域、夏は観光客もまばらで、ゆっくりと自然を満喫できました。
とは言っても、山登りに関して、私は超が付く初心者なので、毎回短い距離を登る初心者コースのみ体験したのですが、それでも慣れない分、初めは登るのが大変でした。でも、
お天気にも恵まれ、登り切った後、標高2000メートルから眺める景色は本当に素晴らしかったです。

スイスにも程近いアルプス地方、チーズなどの乳製品が有名で、とくにボーフォールというハードタイプチーズは、普段あまりチーズを食べない私でも、ついつい手が出てしまう美味しさでした。
帰ってきてから、ブリュッセルにある高級スーパーでボーフォールチーズを見つけ、値段を見てびっくり!
地元で、1キロ18ユーロだったチーズがブリュッセルでは1キロ50ユーロもしていました。
ほんとに同じ品物なのか疑ってしまうくらいの値段の差ですよね。少ししか買って帰ってこなかったので、もっと買えば良かったと思ってしまいました。

色々と満喫したアルプス地方、また、いつか時間があれば、立ち寄ってみたいと思います。






 来る10月16日から19日、第4回ジュドーニュ国際音楽祭が開催されます。
今年もプロの音楽家達による多彩なプログラムによる室内楽コンサート、
地元のアーティストによる展示会、そしてコンサート後には音楽家との交流会があります。
また、チラシができ次第、こちらでUpします!

お近くにお住いの皆様、是非ジュドーニュに足を運んで下さいね。
音楽祭紹介ビデオのリンクです。
 https://www.youtube.com/watch?v=iFT_GFk8ByM



2014年6月28日土曜日

録音終了、そして夏が始まります。

4月から6月にかけて、色々な場所でたくさんのコンサートをする機会がありました。
 こうやって、演奏をする機会を頂けるということは、本当に有難いことです。

 ただ、演奏会というのは、何故か時期が重なるもので、先月は一つもコンサートがなかったのに、
今月は4つもあるということは珍しくありません。音楽家仲間、誰に聞いても、皆同じような
印象を持っているものです。均等に、1か月に1回コンサートがあるということなら、
準備にも余裕ができるというものですが、そういうわけにも いかず、コンサートがある時期は、いつも時間に追われる日々です。

それに加えて、1週間前、Trio Mistralでの録音収録もありました。
Malinesというベルギーのとある町で録音したのですが、まず第一にピアノの質が良くなくてがっかりしたり、その後ピアノの音が狂ってしまいしばらく録音できなくなったり、なかなか3人の音が合わず、いらいらしたりとハプニングが多々ありました。そのたびに、録音技師の方たちが、うまくその場をまとめて下さり、とても助かりました。 やっぱり、プロですね。

 ピアノソロ曲の、メンデルスゾーン作曲、無言歌集よりゴンドラの歌も録音させてもらいました。
3分足らずと短い曲ですが、とても美しく抒情的な曲です。


なにはともあれ、プロの録音技師との録音、とても貴重な経験でした。

ゴンドラの歌収録中です。


7月は、南フランスリュベロン地方でのコンサート、8月最初は、フランスガール地方でのコンサート、中旬はベルギー、ブリュッセル市内のフェスティバルでの演奏、そして8月終わりにはソプラノ歌手 Anne CambierさんとのCD録音と盛りだくさんの夏休みです。






2014年2月16日日曜日

モンブランとリュベロン地方。

1月の南フランス、リュベロン地方でのコンサートの前、スイスに滞在しました。

スイスのヌシャテル近辺でリハーサル、その後リュベロン地方に車で向かいました。
その道中、スイスから、フランスに少しはいったところにある、ジェックスという町の、友人夫婦の別荘に立ち寄りました。

下の写真は、その別荘からの風景です。別荘のバルコニーから、フランスとイタリアの国境にある、モンブラン山脈が 見渡せるんです。トリオのメンバーや友人たちと、この風景が見えるバルコニーで、のんびりお茶したり、本を読んだりしたいねとか言ってました。




そして、リュベロン地方で、コンサート前に、少し散歩した時の写真です。
またまた、自然豊かな場所で、草原や山でいっぱいです。家がところどころ建っています。



町から、15分ほど車で飛ばせば、こういった風景が広がっているのが、ヨーロッパで、
美しい自然がたくさん残っています。
昔は、あまり興味がなかった私ですが、最近、彼や友人たちに影響されてか、美しい山々や、雄大な自然を見ると、気持ちがなごみます。

7月にリュベロン地方でコンサートがありますので、一度リュベロン地方に行ってみたいという方は、是非聞きに来てください。音楽と一緒に、上の写真のような、自然も楽しめますよ。
コンサートの詳細は、またこのブログ上で。

2014年2月9日日曜日

ジュドーニュ音楽祭紹介ビデオ。

去年のジュドーニュ音楽祭の様子が、ビデオになりました。
 10分程度の短いものですが、会場周辺、チャペル内部での、様々な演奏家達によるコンサート、コンサート後のレセプションの様子などが凝縮されています。音楽祭に興味をお持ちの方、下のリンクをクリックしてみて下さいね。

https://www.youtube.com/watch?v=iFT_GFk8ByM

2014年は、10月16日~19日開催です!